

両班(ヤンバン)の父と、妓生(キーセン)の母の間に生まれた少女チニ。妓生の娘は、芸妓として生きることを運命づけられていた時代に、母は娘に自分と同じ道を歩ませたくないと幼い頃から娘を寺に預けた。しかしチニは天性の舞踊の才能を開花させ、母の反対を押し切って自ら妓生の世界へと足を踏み入れる。
厳しい師匠との確執、ライバルの妓生との競い合い、そして、チニに思いを寄せる男たちとの悲恋……。苦しみの中で、チニは、真の芸の道を究めていく。
ファン・ジニは、16世紀朝鮮王朝時代に実在した妓生。当代を代表する詩人であり、音楽を愛した芸術家として知られる。差別や偏見の多かった時代に反旗を翻しながら、芸の道を追求し、本音で生きた一人の女性として、彼女の人生を新たな視点で描き出し、韓国でも高い評価を受けた。
主演は「チェオクの剣」のハ・ジウォン。チニのせつない恋や芸を極める潔さ、そして「韓国ドラマ史上最も豪華」とされる艶やかな衣装もみどころ。
※韓国の言葉では語頭にくる音は濁音にしないという約束ごとがあります
(例:フルネームは「ファン・ジニ」→名前のみ呼ぶときは「チニ」)。当HP上では発音に準じて表記いたします。
「雨の別れ」

童妓の水揚げのための宴の日が早まったと知ったウノは、急いで都から戻り駆けつける。ウノの父キム判書(パンソ)がチニの水揚げに名乗りをあげ、ためらいながらも髪かざりを差し出すチニ。ウノは思わず飛び出して父を止める。すると、ペンムがすかさず剣を差し出し、童妓を巡って争うのなら相手が誰であれ戦って勝つべきだと告げる。うろたえながらも剣を手にしたウノの姿に、同席していた両班(ヤンバン)たちは、たかが妓生(キーセン)のために父親に刃をむける親不孝ものと口々にウノを非難。こうなるように仕組んでいたチョン・チュクはわざとウノをかばう発言をし、早く剣を置いて立ち去るようウノを諭す。一同の視線が集まるなか、ウノは・・・。
その晩、ヒョングムは悲しむチニに、すぐに逃げ出してウノと駆け落ちするよう説得する。同じころ、オムスは落ち込むウノのもとへ行き、チニと逃げる決心をさせる。
「冷たい月」

ウノが亡くなり、チニが妓生(キーセン)として生きていく覚悟を決めてから4年。チニは妓生ミョンウォルとして、その美ぼうと優れた詩才、コムンゴの腕前で松都(ソンド)一の妓生として名声をとどろかせていた。だがペンムへの憎しみは消えず、舞は一切舞わなくなっていた。
ウノの命日。酒を飲みながらふらふらと夜の町をさまよっていたミョンウォルは、明け方、そのまま川の中へ入っていき死のうとする。だが、偶然居合わせたキム・ジョンハンに止められる。キム・ジョンハンは優れた両班(ヤンバン)だが、王命で恩師が殺された後、官職を離れて各地を放浪していた。その後キム・ジョンハンは、自殺しようとしたミョンウォルが松都一の妓生だと知り興味を持つ。
郷楽(ヒャンアク)を守りたいという王の言葉に、キム・ジョンハンは再び官服を着ることを決意。さっそく郷楽廃止を強いようとしている明国大使チャンの考えを変えさせようと奔走する。


cKBS, Photo Licensed by KBS/KYN女楽の行首(ヘンス)。ライバルのペンムとは同じ師に師事した親友だった過去があり、彼女の実力と性格を一番よく知り恐れている。ペンムの「鶴の舞」に対し、師より「鳴鼓舞(ミョンゴム:太鼓の舞)」を与えられるが、嫉妬(しっと)心から舞は未完に終わっていた。ミョンウォルの人並みはずれた芸の才能に気づき始める。

cKBS, Photo Licensed by KBS/KYNメヒャンのもとで学ぶ童妓。優れた才能を持ち、メヒャンの後継者として、小さなころから鍛えられている。

cKBS, Photo Licensed by KBS/KYN松都(ソンド)教坊の行首(ヘンス)。妓生(キーセン)は芸こそがすべてとの信念を持つ。チニの才能を一瞬で見抜き、最高の妓生に育てるため厳しく教育。冷淡にみえるが、妓生としての人生を知り尽くしているがゆえ。

cKBS, Photo Licensed by KBS/KYN母の素性を知らずに寺で育つ。自分の心に忠実で、信念を貫き行動する。偶然目にした妓生(キーセン)の舞の美しさに魅了され、自ら志願して松都(ソンド)教坊に入門し、期せずして母と再会。天性の才能に加え、芸への強い熱意と人一倍の努力で、妓生として将来を有望視される。両班(ヤンバン)のウノと恋に落ちる。

cKBS, Photo Licensed by KBS/KYNチニの母。両班(ヤンバン)との間にチニを身ごもるが、捨てられた悲しみで視力を失う。チニを世襲制の妓生(キーセン)にさせたくなかったため、秘密裏に寺に預ける。再会後はチニを温かく見守るが、ひとりの女性として幸せになってくれることを願っている。

cKBS, Photo Licensed by KBS/KYN松都(ソンド)教坊の妓生(キーセン)。ペンムの部下で後輩たちの教育係。

cKBS, Photo Licensed by KBS/KYN松都(ソンド)教坊の下働き。チニの親友。おっちょこちょいで、お人よし。チニのことが大好き。

cKBS, Photo Licensed by KBS/KYN松都(ソンド)教坊の妓生(キーセン)。教坊の元下働きでミョンウォルの親友だったが、ペンムに言いくるめられ、ミョンウォルとウノの駆け落ちを阻む手伝いをしてしまう。それにより念願の妓生(キーセン)になることができたが、ミョンウォルとは距離ができてしまう。ピョクケスに思いを寄せる。

cKBS, Photo Licensed by KBS/KYN松都(ソンド)教坊の童妓。チニの同期。病弱な母と弟たちに楽な暮らしをさせるために、一流の妓生(キーセン)としての成功を目指す。

cKBS, Photo Licensed by KBS/KYN松都(ソンド)教坊で楽器を教える楽士。長年、ヒョングムを思い、支えつづけている。ヒョングムと一緒にミョンウォルの力になる。

cKBS, Photo Licensed by KBS/KYN松都(ソンド)教坊の下男。ソムソムに好意を寄せており、身分の違いで結ばれないことを承知のうえで、ソムソムに尽くす。

cKBS, Photo Licensed by KBS/KYNウノの父。官庁の長官。妓生(キーセン)は遊びの道具としか考えていない。息子のウノがチニに本気で恋するなど言語道断。

cKBS, Photo Licensed by KBS/KYNウノの母。ウノがカウンと結婚することを望んでいる。

cKBS, Photo Licensed by KBS/KYNキム家の下男。心優しい主人のウノを友だちのように助け、チニとの仲を取り持つ。
cKBS, Photo Licensed by KBS/KYN松都(ソンド)教坊の下男。元はウノの家で働き、ウノとミョンウォルの仲を取り持っていた。ウノの死後、教坊へ移る。

cKBS, Photo Licensed by KBS/KYN両班(ヤンバン)のキム家の息子。許婚(いいなずけ)がいるが、チニを一目見て恋に落ちる。一途に初恋を貫こうとするが、身分の違いに苦悩する。
ミョンウォルの初恋相手。両班(ヤンバン)の身分を捨てる覚悟でミョンウォルとの愛を貫こうとするが周囲の猛反対と妨害にあう。最後に駆け落ちを決意するも、愛する母の命をかけた制止にあい、約束の場所に行けなかった。ミョンウォルへの強い思いと、彼女を裏切り傷つけたという自責の念により衰弱し亡くなる。

cKBS, Photo Licensed by KBS/KYNウノの許婚(いいなずけ)。高官の娘でウノのことを思い続けている。

cKBS, Photo Licensed by KBS/KYN心に忠実に生きようとする妓生(キーセン)。芸に対する強い熱意と天性の才能を持つ。両班(ヤンバン)のウノと恋に落ちるが、師ペンムに引き裂かれる。松都一の妓生(キーセン)となるが、初恋を阻んだ権力社会やペンムへの憎しみは消えていない。2度と恋をしないと思っていたが、キム・ジョンハンに出会い、惹(ひ)かれていく。

cKBS, Photo Licensed by KBS/KYN松都(ソンド)の役所の長官。ペンムと松都教坊をなにかと気にかけている。昔、ペンムと恋仲にあったらしい。

cKBS, Photo Licensed by KBS/KYN民のための政治を望む革新派の優秀な礼曹判書(イェージョパンソ)。高慢で欲深い役人や貴族を嫌う。師が王命で死罪になったため官職を捨て各地を放浪していたが、郷楽(ヒョンアク)を守りたいという王命で官職に復帰。松都(ソンド)で舞と楽曲の採譜に取りかかる。無謀な行動の陰に純粋な心を持つミョンウォルに惹(ひ)かれていく。

cKBS, Photo Licensed by KBS/KYN王族の風流人。王族ゆえに継承争いを避けるため要職につくことができない。プライドが高く、王族の立場と金で欲しいものを手に入れることに慣れている。思い通りにならないミョンウォルに愛憎入り混じった思いを抱き、なんとしてでも自分のものにしようと執着する。

cKBS, Photo Licensed by KBS/KYNミョンウォルの護衛役。各地を放浪しており、素性は不明。
1997年にドラマ「修学旅行(原題)」でデビュー。2000年に「真実ゲーム」で映画デビューを果たし、大鐘賞新人賞を受賞。さらに映画「リメンバー・ミー」で清龍映画祭女優助演賞を獲得し人気急上昇。続けて映画「友引忌」「ボイス」への出演で“ホラー・クイーン”の称号を授かり、スターの地位を固める。その後もさらに演技の幅を広げ、時代劇初挑戦のドラマ「チェオクの剣」や「バリでの出来事」、映画「恋する神父」「デュエリスト」などで日本でも人気を集める。本作「ファン・ジニ」でKBS演技大賞を受賞。

1971年にドラマ「捜査班長(原題)」でデビュー。ドラマ「愛の群像」「チャン・ヒビン」や映画「海賊、ディスコ王になる」など数多くの作品に出演。女優以外に事業家としての顔も持ち、化粧品販売で成功。2003年のドラマ「走れ、母さん(原題)」を最後に、事業に専念するため女優を一旦引退。本作「ファン・ジニ」で女優復帰を果たした。

1989年にドラマ「土地」でデビュー。1990年には「そう、たまには空を見よう(原題)」で映画デビュー後、映画「八月のクリスマス」「バンジージャンプする」「殺人の追憶」などに出演し、しっかりとした演技力で評価を得る。2005年の主演映画「恋愛は狂気の沙汰だ」では女性としての意識を取り戻していく主婦を好演。

1976年から芸能界入りし、映画「うま年生まれの嫁」や「風吹くよき日」などに出演し、清純派として人気を得る。アン・ソンギと共演した1982年の映画「コバン村の人々」では大鐘賞主演女優賞を受賞。ほかに映画「神様こんにちは」「デュエリスト」「ウォンタクの天使」などに出演。

2001年にドラマ「新しいお母さん(原題)」でデビュー。ドラマ「神様、お願い」「愛の共感」や映画「2424(原題)」などに出演。2003年の日韓合作映画「Run2U」にも出演している。最新出演作はドラマ「メリー&テグ 恋のから騒ぎ」。

6歳のころからモデルを始め、中学生のときにBoAと共演したテレビCMで話題になる。ドラマ「オレンジ」で俳優デビューし、「プラハの恋人」でブレイク。次世代スターとして注目を集めている。モデル、俳優のほかにラジオのDJやテレビ番組の司会を務めたり多才ぶりを発揮。2006年の日本映画「着信アリ Final」に出演し、日本でも人気急上昇中。最新主演作は映画「ドレミファソラシド(原題)」。

2001年にドラマ「ハニーハニー(原題)」でデビュー。2002年、キム・ハヌルと共演した「ロマンス」の男子高校生役でさわやかな笑顔とともに人気沸騰。MBC演技大賞の新人賞および人気賞を受賞する。その後、「ライバル」「マイラブ・パッチ」など数々のドラマで主役を務め、2004年には韓国、中国の合作ドラマ「北京My Love」の主役に選ばれる。2004年の映画デビュー作「愛しのサガジ」でハ・ジウォンと初共演。

モデル出身。2005年にドラマ「流行歌に乗って(原題)」で俳優デビュー。「めっちゃ大好き!」に出演後、新人ながら本作「ファン・ジニ」のピョクケス役に抜擢され評価を得る。その後、ドラマ「愛に狂う」「ブルー・フィッシュ」などに出演。

2004年にドラマ「美しい私の人生(原題)」でデビュー。ドラマ「雪の国(原題)」に出演後、本作「ファン・ジニ」で連続ドラマに初出演し、注目を集める。最新出演作はドラマ「お人よしのペク・イルホン」。

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